top of page

空き缶を投げ捨てないでください

こんにちは。

本日は、缶に書かれているある言葉から。

皆様一度は買ったことがあるであろう缶ジュース・缶コーヒーには大体書いてます。

「空き缶は投げ捨てないようにご協力ください。」

なによりも大きく記されています。

(本当にくだらないのでここ下を読む方は覚悟をしてください。)

これが書かれるようになったのには、こんな経緯があったそうな。(妄想です)

ある日の昼下がり。(妄想です)

「あー、あついなー。外回りなんてやってらんねーよー。」

営業1年目、アポなし名刺渡し営業の意味を見出せず、やる気がないため公園の隅っこで缶コーヒーをたしなむサラリーマン(以後、営業くん)。

ちなみに日陰はない。サザエさん的な公園、いわゆる空き地である。

「自分は涼しいオフィスで踏ん反り返りやがって。くそっ。」

上司の愚痴を言いながら、野球部で慣らした肩で渾身のストレートを投げる。もちろん空き缶。

カーン!!!

ガシャーン!

雷親父「コラーーー!!!」

その公園でたまたま野球をしていた中島とカツオ。たまたまバットにクリーンヒットした空き缶。

例のごとく隣の雷親父宅の窓ガラスを割る。

そそくさと逃げていった中島とカツオを呆然と見つめる営業くん。

「う、うそだろ。小学生が・・・俺のストレートを・・・!!!」

そっちかい!

その場で崩れ落ちて、何も耳に入らない営業くん。

こうなってしまうと雷親父の雷もへっちゃらなのであった。

胸糞悪いのはむしろ雷親父の方である。絶対にこいつの空き缶なのに、謝罪の一言もなく、なぜかがっくり肩を落として全く聞いていないのだから。

そんな時に目に入ったのは10桁の数字。缶にお客様センターの電話番号が書いてあるではないか!

早速電話をかけ、いつもの剣幕で怒鳴り散らす。

「そちらで作った缶がうちの窓ガラスを割ったんだが!!!」

「大変申し訳ございません。どのような経緯で割れてしまったのかお聞かせいただけますか?」

「空き缶が飛んできて割れたんだよ!あのサラリーマンがやったんだ!」

「・・・はぁ、なるほど。そのようなケースですと、警察に通報していただいたほうが・・・」

「うるさい!」

もうこうなってしまってはどうしよもない。平謝りである。

ただ、ガラスを割ったのは会社の人間ではない。しかも、電話口の人間(以後テレフォンさん)は缶を作ってすらいないだろう。

なぜ、こんなことになってしまったんだろう。あーあ、ついてない。

上司からも対応が悪いと怒られるし、そもそも缶を投げたやつが悪いんじゃないか。

イライラをぶつけられて、完全にスイッチが入ってしまったテレフォンさんは考えた。

そうだ、缶に「投げるな」と書いておけば、僕たちテレフォン軍団は責任をおわされずに済むんじゃないか!

書いてありますので、って言えるんじゃないか!!

よし、やるぞ、やってやる!!

ー翌日ー

「社長とお話しさせていただけませんか!!1分でいいんです!!」

秘書「お約束がない方はお通しできません。」

「私はここの社員です!テレフォンアポインターのテレフォンさんです!!」

秘書「お通しできません。」

「くそう。・・・あ、あなたの後ろゴキブリが飛んでますよ!!」

秘書「ええ!!?」

いまだ!

ガチャッ。

「社長!!テレフォンアポインターのテレフォンさんと申します!!先日お客様から理不尽なクレームを受けました!!納得いかな・・・はなせ!」

警備員に取り押さえられるテレフォンさん。

「社長!!我が社の缶に!!缶に!!!投げてはいけませんと!!!投げてはいけませんと!!!!書いてはいただけないでしょうか!!!!」

社長「彼を放してあげなさい。テレフォンさんと言ったかな?こちらのソファにかけなさい。」

詳しい経緯を話すテレフォンさん。

社長「君は我が社のことを思ってここまで来てくれたことはありがたい。だが、書面でも電話でも良かったはずだ。ましてや直属の上司に伝えれば改善されたのではないかな。なぜここまでする。何か理由があるんだろう?」

「・・・・・・(はぅあ!!!そうか。確かにここまでする必要はなかった。ドラマの見過ぎだ。返す言葉がない。)」

社長「そうか。そこまで言いづらい理由があるのなら仕方がない。テレフォンさんの覚悟を無下にはできない。明日から当社の全製品に一番目立つように印字する!空き缶を投げすてるなと!!!」

「あ、ありがとうございます!!」

こうして印字された結果、うちだけクレームがくるのは嫌だと、全国の清涼飲料水メーカーが真似をするようになったのだ。

プルルルル、プルルルル。

「はい、お客様センター、テレフォンさんでございます。」

「空き缶は投げ捨てないでくださいって書いてあるんだけど、中身入ってたら投げてもいいってこと?」

「あ、あの・・・(やっちまったーー!!!)」

ちゃんちゃん。

このサラリーマン、つまりは営業中にサボっていたわけですが。

その時間ってもったいないのかなっていう気がします。

その時間をなんでもっと有効に使うことができなかったのでしょう。

「それはこのサラリーマンのやる気の問題だ。」

そう言ってしまえばそれまでなんですが、ここでサボることで彼に何かメリットがあるのでしょうか?

サボることがダメなんじゃないんです。

サボることのメリットがわかってないことがダメなんです。

「ただ、なんとなくサボってしまった。」

「ただ、なんとなく仕事する。」

「ただ、なんとなく・・・」

自分の人生ですからいいんですけど、もし望んでなくて、ただなんとなくそうなっているのだとしたら。笑

お役に立てると思います!

ぜひご一読くださいっ!


 
 
 

コメント


​サービスは公式LINEにて

最新記事
カテゴリー

著書発売中!!(画像をクリック!)

Time is Life.jpg

各種サポートサービスに関するご依頼・ご相談。セミナーのご依頼・お問い合わせ等はこちらのフォームをご利用ください。

お名前ならびに内容を可能な限りご記入いただけるとスムーズです。

メッセージを送信しました。

contact@owndshelf.com | 日本愛知県豊橋市 | OwndShelf合同会社

 © 2024 by OwndShelf LLC

bottom of page